2023/10/27 11:51

「やすらぎのお茶」には、ローズやジャスミンという薫り高い花のほかに、エゾウコギというあまり知られていないハーブが入っています。

(ハーブについて学んでいる方にはお馴染みのハーブかもしれません)



【エゾウコギ】
植物名:エゾウコギ
学名:Eleutherococcus senticosus (シノニム;Acanthopanax senticosus)
英名:Eleuthero, Siberian eleuthero
別名:シゴカ(刺五加)
科名:ウコギ科
※出典「メディカルハーブの事典(三訂新版)主要100種の基本データ 東京堂出版」

シベリア人参とも呼ばれたりするハーブで、
中国ではCi wu jia 刺五加と呼ばれ2000年もの間「気(Qi)」を高めるハーブとして用いてきたそうです。
エゾウコギは、アダプトゲンハーブと呼ばれるハーブの一つでもあり、
アダプトゲンとは「適応素」と訳しますが、ストレスに対する適応力の増強を意味します。

このアダプトゲンハーブはほかにも、マイタケや甘草、朝鮮人参などが知られています。

これらは、身体の局所のために用いられるのではなく、
神経系ー内分泌系ー免疫系を介した身体全体の増強を目的に用いるもので、
特にこのエゾウコギは心身の疲労や、病後の健康回復を目的に使われるハーブです。

心と体がやすらぐためのハーブティーをブレンドすると決めたとき、
実はローズやジャスミンよりも先に、このエゾウコギが選定されていました。
もはや、欠かせないと思ったからです。

ローズやジャスミンの香しい(かぐわしい)花の香りは
私たちの嗅覚から本能をつかさどる大脳辺縁系に届き、心と体を癒します。
そして、アダプトゲンハーブであるエゾウコギが相乗的に心身の疲労を癒すのです。

あまり聞きなれないハーブかもしれませんが、
ハーバルケアという観点から考えると、
現代を生きる私たちにとっては欠かせないアダプトゲンハーブの活用。
ぜひ召し上がってみてください。